夕闇

日が沈み、わずかに夕暮れの時
夕闇が静かに迫り
空に染まる夕焼けの名残と、
肌を撫でる冷えた空気、
一瞬の儚さに、ただ見とれながら
日没後の静寂に浸る

背中にかかるコートの重みが
冷たさを一層感じさせる
夜が始まる準備

車のライトがぼんやりと街を照らし始め、その
淡い光が通りのアスファルトに反射する

この一瞬の儚い美しさに見とれ、
日常から離れどこかに旅したくなる


旧朝香宮邸 ” あかり、ともるとき ”

東京庭園美術館で開催されている「あかり、ともるとき」展を訪れました。
木々に囲まれた道を進んで、旧朝香宮邸が圧倒的な存在感で迎えてくれます。
建物のデザインは、ただ美しいだけでなく、細部までこだわった工芸的な技術が感じられます。

室内はエレガントな曲線と幾何学的な模様が天井や壁に施されており、その繊細さに心を奪われます。

また、ガラスのデザインやシャンデリアなどの照明も、光と空間が絶妙に調和し、独特の雰囲気を演出しています。実際に窓辺に立つと、ガラス窓を通して差し込む光は昭和の時代に戻ったかのような錯覚を覚えます。

邸宅を取り囲む庭園もまた、この場所の魅力の一部です。
美しく手入れされた木々や植物が、建物の重厚さを柔らかく包み込み、自然の光と影が織りなす幻想的な風景をがそこにはあります。日差しが窓から差し込む瞬間、庭園と建物が一体になり、長時間続いたような静寂な美しさを感じることができます。

旧朝香宮邸は、訪れる人々にかつての貴族の優雅な暮らしと、その芸術と技術が絶えなかった最高の美を体験させてくれる空間です。

日が落ちてからもう一度この場所を訪れてみたいと思いました。 昼間とは異なる静かな空気が漂い、夕闇の中灯る照明が建物の輪郭を柔らかく照らす様子は、きっと幻想的でしょう。

木々に囲まれた邸宅は、日中とはまた違った表情を見せ、夜の闇と光が織りなすコントラストは、時代を超えた魅力をさらに深く感じさせるでしょう。

昼間に感じた優雅さとは違って、少し神秘的で、静寂に包まれた夜の旧朝香宮邸。 その空間に再び身を置けば、光と影が織り成す新たな物語を発見できるかもしれない。

ジェンダーレス

MITSURO HIKIME JEWELRYは性別・年齢にとらわれずにジュエリーを楽しむすべての人に着けてほしい。
具体的には、ジェンダーレスなファッションやアクセサリーに関心がある個人、自己表現を重視する、多様なスタイルやアイデンティティを持つ方々。
上品でシンプルなデザインを好み、プロフェッショナルな環境で働き、職場でもオフタイムでもエレガントで洗練されたスタイルを維持したいと考える人々。
お客様に対し、当ショップは上品でシンプルなデザインを提供し、それぞれのニーズに応えるサービスを展開することを目指しています。

MITSURO HIKIME(蜜蝋引き目)

当ショップの特徴は、上品でシンプルなデザインにこだわりながらも、細部にまで丁寧な作業を施している点にあります。デザインは控えめでありながら、高級感を持ち、着る人の美しさを最大限に引き出すことを目指しています。過度な装飾や手の込みすぎたデザインを避け、本来の美しさを引き立てるための繊細な工夫がなされています。

【素材】主にsilver925、金箔(4号色)を使用しています。
【制作方法】天然素材の蜜蝋を伝統ある技法「Hikime」で原型を制作、シルバーに鋳造しています。その技法「Hikime」とは蜜蝋を伸ばした時にできる凸凹を表しています。
蜜蝋は江戸時代以前より金属の仏像を鋳造する過程で使われていたそうです。
装身具(jewelry)を作るには今ではこの技法を用いての作品は数少なくなりました。
蜜蝋と松脂を混ぜ、手で伸ばし引き目(Hikime)を作ります。この蝋は温度管理が難しく、季節の温度変化に左右されその時々で見せる引き目の表情が大きく変わります。